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転職、フリーランス
関井 真由さん

辿り着いたのは「自分を大切にする」ということ。ヨガを通して人に笑顔と元気を届けたい

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鴻池にあるヨガ教室ディラに生徒として通っていた時に、ゆかり先生のヨガを受けて、なんて気持ちが良いんだろうと感動したのがメディカルヨガとの出会いです。ゆかり先生すてきだなと憧れると同時に、メディカルヨガに興味を持ち、現代の人は意識が外にばっかり向いているけれど、自分の心と体に向き合うことの大切さに気づかされました。その時の私は、ちょうど仕事と3人の子育てでいっぱいいっぱいになっていた時でした。これまでを顧みると、人のため、子どものためにと頑張ってきた自分の姿がありました。そして知人から「幸せになっていいんだよ」という言葉をかけられたことをきっかけに、「人のため、子どものために生きるじゃなくていいんだ!一番大切なものは自分と子どもたち」改めてそう気づき、私もゆかり先生みたいなヨガインストラクターになろうと決意し、会社に退職届けを出し、ゆかり先生が通った学校であるJOTでメディカルヨガを学び始めました。

ヨガというと、体をほぐすものというイメージがあるかも知れませんが、メディカルヨガではヨガに心理学を取り入れ、心から体にアプローチしていきます。心がしんどいと体もしんどくなる。ここに寄り添うためには、インストラクターとして相手の心に寄り添うことが大切だと学びます。そしてその為には、まずは自分自身がありのままであること、無理がない状態であることが大切なのだと。そうしてはじめて、自分自分ではなくて、相手の気持ちを考えることが出来るのだなと感じています。ヨガと心理学を学ぶことで、自分の体と心とも向き合った半年。学ぶ中で自分が進む道がより明確になりました。

現在の私は、メディカルヨガインストラクターとして複数のヨガの仕事を受け持っているのですが、その中に障害者施設でのヨガレッスンがあります。施設の利用者さんは、体を動かせる範囲がそれぞれ異なるので、ここではポーズができるできないではなく、みんな笑顔で楽しく体を動かすことがメインのヨガを行っています。気力も体力も必要ですが、レッスンが終わると、「次はいつレッスンきてくれるの?」「レッスン終わったら気持ちがスーッとするねん」と笑顔で伝えてくれたり、私の話しを一生懸命聞いてくれて、頑張ってポーズをとってくれる姿にこちらも励まされます。「先生のレッスンを受けて、涙がでてきたよ。これからも先生のレッスンを受けたい」そんな声をかけてもらえることはこの仕事の大きなやりがいです。

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 今の私のヨガのスタイルは、目の前のことをひたすらやってきて積み重ねの中から辿り着いているものです。ヨガインストラクターになる!と決めた時は、ただの事務員でしたが、周りの人に「インストラクターになる!」「ヨガを教えたいんだ」と伝えていくと、声がかかったり、やってほしいとお願いされたりしてきました。遠方の仕事でも声がかかれば行ってみました。ある時はお客様は1人しかいませんでした。でも、その1人のためにやろうと思ってレッスンを行いました。1人でも10人でも変わらずに接する。失敗も何回もありましたが、それでも前に進み、1つ1つの仕事を丁寧に接してきたことで、今の私のスタイルに辿り着きました。人と比べず、自分らしく、自分が楽しいな、ワクワクするなと思う方向に向いて進むと、きっと良い方に進んでいくのだと思います。

ヨガは私にとって「ありのままの自分でいいんだよ」と確認するツールです。これからももっと自分のことを大切にできるようになり、周りの人達に愛を、そして笑顔を届けていきたいなと思っています。最近では整骨院の院長から声がかかり、病院内でもヨガを教えることができそうです。自分がやりたいなと思うことはどんどんチャレンジしていき、周りとは比べず、自分らしい私にしかできないヨガインストラクターとして、最終的には元気なシニアになっていたいです。

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~ワークセンターつるみの郷 施設長コメント~

もともと体を動かすことに重点をおき、日課にストレッチを取り入れていたのですが、面白みに欠けていました。職員と楽しみながら出来る取り組みとして、ヨガやフラダンスを検討していたタイミングで、職員から知り合いにヨガインストラクターをしている人がいると紹介されたのが関井さんでした。ヨガなら動きもゆっくりで無理なく楽しめそうだということで、是非やってみようということになりました。実際取り入れてみてちょうど1年が経ちますが、利用者さんがヨガを楽しみにしている様子を嬉しく思っています。活動中は、ヨガのポーズをスムーズにできる人もいれば、細かな説明をすればできるという人もいるし、何となく雰囲気を楽しんでいるだけの人もいる。それぞれがそれぞれに楽しむ。そんな時間となっています。皆さんヨガを楽しみにされているので、時間の前にはマットを敷いたり準備から楽しく参加されている姿があります。

当初楽しく体を動かせるようにと導入したヨガでしたが、現在ヨガの時間の後半はリラックスタイムとし「寝ても良い」ということを取り入れるようになりました。ヨガのリラックス効果を活かし、今では楽しくリラックスして心地よく体を動かす。そんな活動へと変化していきました。そういったここでの取り組みを、同グループや他事業所にも広げていきたいと思うと同時に、さらに将来的には、子どもから大人まで地域の方も一緒に参加できるようになっていけば、きっと良い地域交流の場になってくれる。そのように期待もしています。

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関井真由さんプロフィール

ヨガ教室、公民館、障害者施設などでヨガレッスンを担当。他にもカフェや美容室での不定期レッスンや、外ヨガ、おうちヨガなど幅広く活躍中。

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