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メディカルアロマセラピスト実践コース卒業
岩上 加英さん

作業療法士が実践するメディカルアロマ|リハビリ現場で広がる新たな可能性

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【資格の取得や、JOTでアロマを学んでみようと思われたきっかけをお聞かせください】

アロマに興味を持ったきっかけは、覚醒が低く、食事の時間や車椅子に乗せても眠ってしまう患者様を担当した経験です。
レモンのアロマが覚醒向上に役立つことを知り、医師の同意のもとで 芳香浴 を実施したところ、覚醒時間が延び、
コミュニケーションが取りやすくなり、食事摂取も可能になりました。ご家族様にもとても喜んでいただき、この経験を
通してアロマの効果を強く実感し、より深く学びたいという思いが生まれました。作業療法は身体・心・認知など多方面
からアプローチできる職種であり、そこにアロマを組み合わせることで 相乗効果 が生まれ、より質の高いリハビリテーション
を提供できるのではないかと感じ、JOTに入学しました。作業療法士としての専門性に プラスα を加えたいという思いがあり、
アロマは幅広い年齢層に対応でき、美容・心身のケア・予防など多面的に活用できる点に魅力を感じました。将来的には
個人での仕事としても取り組めることも視野に入れられるため、専門的に学ぶ価値があると考えました。

【JOTに通ってよかったこと、実際にご入学いただいていかがでしたか】

同じくアロマを学びたいと志す方々と関わることができた点が、とても良い経験になりました。
少人数で学ぶ環境のため、先生との距離が近く、疑問や不安を相談しやすい雰囲気が整っていたことも大きな安心につながりました。
一人で通うことに不安を感じていましたが、和やかな空気の中で落ち着いて学びを深めることができました。
また、先生方が臨床での症例やアロマの活用方法、さらには設立の背景に至るまで、快くアドバイスをくださり、
実践に結びつく学びを得られたことも嬉しく思っています。

【今現在の活用方法をお聞かせください】  

作業療法の一環として、医師の同意のもと、アロマを取り入れた取り組みを行っています。
運動療法や物理療法を試しても変化が見られにくかった慢性疼痛(慢性的な痛み)、睡眠障害(睡眠に関するお困りごと)、
注意機能低下(注意が向きにくい状態)、不穏症状(不穏がみられる)患者様に対して、環境調整の一つとしてアロマを活用しています。
今後は、食思(食欲)の低下がみられる方、嚥下に不安がある方、気持ちが不安定になりやすい方など、日常生活に影響が
出ている患者様にも、アロマを取り入れた環境づくりを検討していきたいと考えています。また、他職種や自分以外のセラピストも
アロマを活用できるよう、院内での共有や連携にも取り組んでいきたいと思っています。トリートメントについては、
慢性的な痛みや睡眠に関するお困りごとを抱える患者様に対して、軽擦を中心とした方法を実施しています。芳香浴と比べると、
トリートメントは濃度やブレンドによって体感が変わることがあるため、安全性に配慮しながら慎重に行っています。

【今後のビジョンについてお聞かせください】  

現時点で大きなビジョンが明確にあるわけではありませんが、日々の症例を通して、メディカルアロマセラピーの可能性や
活用の幅について探求していきたいと考えています。アロマがどのような場面で環境づくりの一助となり得るのかを丁寧に検討し、
臨床での経験を積み重ねながら理解を深めていきたいと思っています。また、職場での多職種連携を大切にし、
医師・看護師・リハビリ専門職などと協力しながら、補完的なケアとしてアロマを位置づけられるような環境づくりにも取り組んで
いきたいと考えています。アロマがチーム医療の中で適切に活用され、患者様の生活に寄り添う選択肢の一つとして根づいていくことを目指しています。

【これから目指そうと思う方へ一言メッセージをお願いします】            

経験豊富な先生方に直接相談できる環境や、実技をしっかり練習できる機会があることは、
技術職としてとても魅力的だと感じています。少人数で学べるため、一人ひとりに合ったペースで取り組むことができ、
無理なく知識と技術を深められます。アロマを学びたいという思いがあれば、安心して一歩を踏み出せる環境が整っています。
自分のペースで学びながら、仲間や先生方と一緒に成長していけることが大きな魅力です。

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【アロマセラピーを学んで、変わったことをお聞かせください】            

アロマセラピーを学んだことで、患者様の痛みや睡眠に関するお困りごとに対して、関わり方の選択肢が増えました。
作業療法の中で、環境づくりやリラクゼーションの一助としてアロマを取り入れることで、患者様に寄り添うための手段が広がったと感じています。

【アロマセラピストとして、心掛けていることをお聞かせください】            

作業療法士兼アロマセラピストとして、アロマはあくまで補完的に寄り添うための手段として、医療行為とは異なることを意識しています。患者様の状態や目標に合わせて、無理のない範囲でアロマを取り入れ、日々の生活が少しでも過ごしやすくなるような環境づくりを心掛けています。また、伴走者のように一緒に目標へ向かって進んでいける関わり方を大切にしています。アロマを通して安心感につながる時間を提供しつつ、作業療法士としての視点も活かしながら、患者様のペースに合わせたサポートを行っていきたいと考えています。


《 Profile 》
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岩上  加英  Kae, Iwakami
メディカルアロマセラピスト実践コース卒業
作業療法士 メディカルアロマセラピスト クリニカルアロマインストラクター

森ノ宮医療大学卒業後、病院に勤務し、主に回復期リハビリテーションに従事。
身体機能・認知機能・精神面を含む多角的な視点から、患者様の生活再建を支援する作業療法を提供。作業療法士としての専門性に加え、心身のケアや予防にも応用可能なアロマセラピーの知識を安全かつ効果的に活かすことを目指している。
院内では多職種との連携を図り、医師・看護師・リハビリ専門職などと協働しながら支援体制を構築中。情報共有や目標設定を通じて、より効果的なリハビリテーションの実現に取り組む。今後も、作業療法とアロマを組み合わせた 相乗効果 を活かし、より質の高いリハビリテーションの提供のため、臨床の中で検証し、実践の質向上に努めている。資格取得後は、完全予約制サロンBellefeuilleに所属し、アロマセラピストとしても、トリートメントの提供を通じて心身のケアを行っている。

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